証券口座の乗っ取りを防ぐ!SBI・楽天証券のパスキー設定方法解説
「証券口座のセキュリティを高めたいけれど、パスキー設定って本当に必要なの?」 「SBI証券や楽天証券でパスキーを設定する具体的な手順を知りたい」 近年、大手ネット証券での不正ログインや口座乗っ取り被害が急増しており、従来の「ID+パスワード」による管理では資産を守りきれないケースが増えています。 結論から言うと、ネット証券口座におけるパスキー設定は「資産保護の必須要件」です。SBI証券ではパスキー設定の原則必須化(推奨強化)が進められるなど、業界全体でパスキー移行が本格化しています。 本記事では、証券口座でパスキー設定が必要な背景から、SBI証券・楽天証券それぞれの設定手順(スマホ・PC対応)まで分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- なぜ今、証券口座でパスキー設定が必要なのか(乗っ取り急増の背景)
- パスキー認証がフィッシング詐欺に絶対的に強い理由
- 【SBI証券】スマホ・PCでのパスキー設定手順
- 【楽天証券】スマホ・PCでのパスキー設定手順
- パスキー導入時によくある質問(機種変更・端末紛失時の対応)
1. なぜ証券口座でパスキー設定が必要なのか?乗っ取り急増の背景
投資ブームやNISA普及に伴い、ネット証券口座を狙ったサイバー攻撃や不正ログインが激増しています。ここでは、従来のログイン方式が持つ危険性と、パスキーが求められる背景を解説します。
① ID・パスワード認証の限界とフィッシング詐欺の脅威
これまで主流だった「ID+パスワード」によるログインには、大きな脆弱性があります。
- パスワードの使い回しによるリスト型攻撃:他サイトから漏洩したID/PWで不正ログインされる
- 精巧なフィッシングサイト:本物そっくりの偽サイトに誘い込まれ、ID・PW・二段階認証コード(SMSワンタイムパスワード等)までリアルタイムで盗み取られる
特に近年は「SMS認証やメール認証のワンタイムキーすら即座に奪い取るフィッシング手法」が横行しており、従来の二段階認証だけでは防御が困難になっています。
② 証券口座乗っ取りによる実害パターン
不正アクセスを受けた場合、単に現金が引き出されるだけでなく、以下のような悪質な被害が発生しています。
- 保有している株式や投資信託を無断で格安売却される
- 見知らぬ超低位株(仕手株)を高値で買い付けさせられ、相場操縦に利用される
- 出金先口座を第三者の口座に変更され、資金を盗み取られる
一度被害に遭うと、原状回復までに多大な時間と精神的負担がかかります。そのため、「被害に遭う前に不正アクセスを根本遮断する」ことが何より重要なのです。
2. パスキー(Passkey)とは?従来認証との違いと最強のメリット
パスキーとは、FIDO(ファイド)アライアンスが推進する次世代の認証規格です。端末(スマホやPC)に搭載されたFace ID(顔認証)、Touch ID(指紋認証)、PINコードなどを利用して本人確認を行います。
| 項目 | 従来のID・パスワード | パスキー認証 |
|---|---|---|
| 認証方法 | 記憶した文字列の入力 | 生体認証(顔・指紋)/ PIN |
| フィッシング耐性 | 弱い(偽サイトに奪われる) | 強い(偽サイトでは動作しない) |
| パスワード管理 | 覚える・メモするリスクあり | 管理不要(端末内で完結) |
| ログインの手間 | 手入力・2段階認証で面倒 | 一瞬(顔や指紋をかざすだけ) |
なぜパスキーはフィッシング詐欺を防げるのか?
パスキーでは、「公開鍵暗号」という技術が使われています。
- 秘密鍵:お使いの端末(iPhoneやAndroid、PC)の安全な領域だけに保存される(外部に出ない)
- 公開鍵:証券会社のサーバーに登録される
ログイン時、証券会社のドメイン(URL)と端末の情報が正しく一致した場合のみ認証が成功します。万が一、悪意ある偽サイト(フィッシングサイト)に誘導されても、ドメインが異なるためパスキー認証自体が起動しません。これにより、アカウント情報が詐欺師に漏れるのを防ぐことができます。
3. SBI証券のパスキー設定方法(PC/スマホ共通)
SBI証券ではセキュリティ強化のため、パスキー認証の導入・設定が強く推奨(原則必須化)されています。
事前準備
- スマホの場合:画面ロック(Face ID / Touch ID / PIN)が有効になっていること
- PCの場合:Windows Hello または Touch ID(Mac)が設定されていること
設定手順
- SBI証券にログイン:ブラウザまたはアプリから既存のユーザーネーム・パスワードでログインします。
- パスキー設定画面へ移動:ログイン後表示される「パスキー設定案内」をタップ(表示されない場合は「お客さま情報 設定」>「セキュリティ設定」へ)。

- パスキー認証:セキュリティ関連の「パスキー認証」の変更をクリック。

- パスキー認証設定:取引パスワードを入力して、「パスキーを設定」ボタンをクリック

- メール認証:登録メールアドレス宛に認証コードを記載したメールが送信されるので、メールに記載の認証コードをWEBサイトの認証コード入力欄に入力して、「認証」ボタンをクリックしてください。

- 機器の認証:画面の案内に従って機器の認証を行います。

- 完了:「パスキーの登録が完了しました」と表示されたらパスキーの登録が完了となります。
4. 楽天証券のパスキー(FIDO2)設定方法
楽天証券でも「パスキー認証(FIDO2)」を導入することで、暗証番号やパスワード入力の手間を省きつつ極めて高いセキュリティを実現できます。
設定手順
- 楽天証券へログイン:ブラウザまたはアプリから既存のユーザーネーム・パスワードでログインします。
- 案内画面から開始:ログイン直後に「パスキーを作成する」案内画面が表示されたらタップします。 ※案内が出ない場合:「マイメニュー」>「セキュリティ設定」>ワンタイムキー通知を受け取り入力後、「パスキー認証に変更」を選択。

- パスキーの追加:画面の指示に従いパスキーを設定
5. パスキー利用時の注意点とよくある質問(FAQ)
Q. 機種変更した場合はどうすればいいですか?
A. Apple ID(iCloudキーチェーン)やGoogleアカウント(Googleパスワードマネージャー)でパスキーが同期されている場合、新しい端末に移行するだけでそのまま利用可能です。クラウド同期を利用していない場合は、旧端末があるうちに一時的にパスワードログインへ戻すか、新端末で再度パスキー再登録を行ってください。
Q. スマホを紛失・故障した場合はログインできなくなりますか?
A. 予備の端末(PCやタブレット)にパスキーを設定していればログイン可能です。端末が1台しかなくログイン不能になった場合は、SBI証券・楽天証券それぞれのカスタマーサポート(再設定・トラブル窓口)へ連絡し、本人確認のうえパスキー解除・再設定の手続きを行ってください。
Q. パスキー設定後、従来のパスワードは使えなくなりますか?
A. 証券会社や設定によりますが、パスキー認証を主軸にすることでパスワード入力を無効化(または追加認証を必須化)し、より安全性を高める運用になります。不正アクセス対策として、パスキー設定後はパスワードログインの無効化設定も併せて行うことを推奨します。
まとめ:大切な資産を守るため、今すぐパスキー設定を!
ネット証券の口座乗っ取り被害は、決して他人事ではありません。偽サイトや情報漏洩から自分の大切な資産・NISA口座を守るためには、従来のパスワード管理から「パスキー認証」への移行が不可欠です。
まとめのチェックポイント
- 乗っ取り被害の原因はフィッシング詐欺やパスワード使い回し
- パスキーは「偽サイトで機能しない」ためフィッシング耐性100%近く
- ログインも「顔認証・指紋認証」をかざすだけで数秒で完了
- SBI証券・楽天証券ともに数分で簡単に設定可能
設定作業はわずか2〜3分で完了します。まだパスキーを設定していない方は、被害に遭う前に今すぐSBI証券・楽天証券のマイページから設定を済ませておきましょう。
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