こんにちは。投資家兼OLのレイ (@investment_rei) です。仮想通貨(暗号資産)といえばビットコインが有名です。イーサリアムはビットコインに次いで2番目の時価総額の仮想通貨です。イーサリアムについてわかりやすく紹介します!
目次
イーサリアムとは?
仮想通貨(暗号資産)はインターネット上で取引が可能で、商品の対価となるものです。日本でも人気が高い仮想通貨のイーサリアムの概要についてみていきましょう。
イーサリアムの概要
イーサリアムは仮想通貨(暗号資産)の名称ではなく、プログラムを実行するプラットフォームとなります。英語でEthereumと表記します。プログラムを実行する暗号資産のイーサ(ETH)を使用しています。ETHは他の仮想通貨のプラットフォームとしても利用されています。
2013年にVitalik Buterin氏によって、イーサリアムは紹介されました。2014年にプロジェクトの資金を確保して、2015年にブロックチェーンを正式に立ち上げをしています。
イーサリアムは検閲やダウンタイム、不正に強いソフトウェアを実行できるようにすることを目情にしています。分散型アプリケーションのグローバルプラットフォームになることで、実現ができます。
供給量
イーサリアムは2020年8月時点で、約1億1200万のETHが流通しています。流通量の内、6000万は当初の資金を提供した人々に割当されており、1,200万は開発の財団に付与をされています。ビットコインと異なり、イーサリアムは総供給量が制限されていません。
アップデート
イーサリアムはEthereum 2.0というアップグレードが予定されています。アップデートによって完全に新しい別の仮想通貨になるわけではない、と発表されています。変更点はバックエンドで実施されているとされており、技術的な改善点とのことです。ETH2.0ブロックチェーンネットワークは2015年頃から取り組みが始まっており、徐々に実装される予定です。
アップデートの目的はイーサリアムの取引をより早く実行するためです。現行のEthereum 1.0に比べて、取引が混雑するときも早く処理が可能になります。
チャート
イーサリアムの日本円(JPY)のチャートをみていきましょう。過去すべてのチャートだと、2018年頃にやや価格が上昇しており、2019年~2020年はほぼ横ばいです。2021年から大きく価格は上昇し、ボラティリティが非常に高いです。
2021年10月にはビットコインETFが米国で初承認され、仮想通貨(暗号資産)全体が見直されました。NFTへの注目の高まりの影響もあり、イーサリアムは史上最高値を更新しています。
ただ、2022年~2023年にかけては価格が下落しています。米国で仮想通貨大手のFTXが破産したことも、仮想通貨への不安感が高まり全体的に市場で価格が落ちる要因になりました。
引用:CoinMarketCap
NFT利用
イーサリアムは直近のNFTの広がりを受けて、非常に注目されています。NFTとは”Non-Fungible Token”の略称で、日本語だと「非代替性トークン」です。簡単に説明をすると、NFTとして取引をすることで「所有権」を得ることができます。
NFTの取引では主にイーサリアムが使用されているため、NFTの普及によりイーサリアムのユーザーの増加や価格上昇が期待されます。
メリットとデメリット
次に、イーサリアムのメリットとデメリットについてみていきましょう!
メリット
1. 送金速度が早い
イーサリアムは非常に送金速度が早いことで有名です。ビットコインは送金のためのマイニングは10分に1分程度といわれています。それに対して、イーサリアムは15秒に1度行われており、非常に早いことがわかります。
※マイニング=イーサリアムのような仮想通貨では第三者がネットワークを通じて暗号資産を管理しています。この第三者の取引への管理に伴う、承認作業・確認作業のことです。
2. 機能の汎用性
イーサリアムは元々アプリケーション開発を目的に作られています。イーサリアムを基盤として、DAppsやDeFi、NFTなど多くの用途で使われています。何やら英語ばかりでわかりにくいですね…!
DApps=ブロックチェーン技術を用いたアプリケーションのこと、不動産やゲームなど幅広い分野で使われる
Defi=ブロックチェーンでの金融サービスなどのこと、分散型金融とよばれる
NFT=非代替性トークン
プラットフォームとして数多く使われていることが分かります。
デメリット
1. ハッキングのリスク
仮想通貨全般に共通しているのが、ハッキングによる資金の流出リスクです。2016年6月にイーサリアムがハッキングされ、資金が一部不正に流出する「The DAO事件」が起こりました。この事件の後にイーサリアムの開発者たちは、盗まれる前の状態に巻き戻して分岐させる措置を取りました。
ハッキングはいつ、どこで、誰が標的になるかわかりません。イーサリアムに投資をする場合は、ハッキングのリスクがあることは投資をする前に考慮しましょう。
2. 発行上限がない
イーサリアムは発行上限がありません。そのため、現状のままイーサリアムが普及したときの、影響については正しく予想ができていません。利用者が急激に増えた場合には、処理できる取引やデータの量が制限される可能性もあります。
3. ガス代の高騰
ガス(=Gas)はイーサリアムを利用するときにかかる手数料のことです。取引量が多くなると手数料も高騰する傾向にあり、ガス代はさらに高騰するのではという意見もあります。
ビットコインとの比較
イーサリアムを時価総額1位のビットコインと比較をしてみましょう。ビットコインは主に決済や取引を役割として担っており、「価値の移転」がコンセプトです。それに対して、イーサリアムはブロックチェーンをあらゆる目的で使用できるようにするためのプラットフォームです。
ビットコインは2,100万BTCという発行上限がありますが、イーサリアムにはありません。ビットコインとイーサリアムは時価総額の違いだけではなく、性質が異なることがわかります。
今後の見通し
Ethereum 2.0が完了すれば、イーサリアムの性能が向上するといわれています。アップグレード後はイーサリアムの人気がさらに高まるとの予想もあります。今後NFTの普及が広がるにつれて、基盤となるイーサリアムの注目度が上がる可能性も高いです。
購入できる取引所
イーサリアムはビットコインについて2番目の仮想通貨のため、主要な取引所ではほぼ購入が可能です。GMOコイン、コインチェック、DMM Bitcoin、bitFlyerがおすすめです。
私は【GMOコイン】を使ってイーサリアムに投資をしています。【GMOコイン】は販売所手数料無料、入出金や送金手数料無料、レバレッジ取引も可能で使いやすいです!大手のGMOグループが展開しているので、セキュリティも万全で安心感があります。
最後に
いかがでしたか?仮想通貨といえばビットコインが有名ですが、今後はイーサリアムへの注目度も上がってくるでしょう。私は仮想通貨自体への投資はかなり少額ですが、ビットコインとイーサリアム両方を保有しています。両仮想通貨が将来どのような動きをするのか楽しみですね。仮想通貨は株と比較しても、かなり変動性の多い投資商品なのでリスクを考慮した上で投資判断をしましょう!