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【米国債券ETF】AGGを徹底解説!特徴や価格の推移、配当金について説明

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こんにちは。投資家兼OLのレイ (@investment_rei) です。 AGGは債券ETFの中でも優良といわれるETFの1つです。AGGの概要や配当金推移について紹介します。

レイ
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債券の勉強も投資においてはとても役立ちます♫
  

目次

AGGとは?

AGGの正式名称はiシェアーズ・コア 米国総合債券市場ETFです。米国投資適格債券市場全般を表す指数と同じ投資の成果を目指しています。

保有銘柄数も1万以上と分散ができているのも特徴です!

  • 設定日:2003年9月22日
  • 運用会社:Black Rock
  • 取引所: NYSE アーカ
  • 純資産総額:USD 82,163,612,088
  • 保有銘柄数: 10,627
  • インデックス: ブルームバーグ 米国総合債券インデックス

    出展:Black Rock iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(2023年1月5日時点)

 

債券ってそもそも何?

債券というのは、国や政府が資金調達のために発行する有価証券の一種です。債券ごとに一定の利子などが設定されています。投資家にとっては利子などの利益を狙って投資する商品です。

債券のメリットとしては、一般的には株価と逆の動きをするといわれています。株価が上がっているときに下がり、株価が下がっているときに上がる傾向にあります。もちろん市場の状況より必ずしもこの通りになるわけではありませんが、傾向としては負の相関性がある場合が多いです。

そのため、株価が暴落したときに備えて債券をポートフォリオに組み込んでおく、という考え方があります。株だけだと資産全体も暴落にともなって評価金額が下がってしまうので、債券があることにより資産の下落を下げ止める狙いがあります。

実際に私も債券を保有している中で、株価の暴落した際に債券だけは安定した価格の動きをみせたことがありました。投資家の気持ちとしても、債券だけでも暴落を免れていると安心感がかなりあります。

保有銘柄と資産構成

次にAGGがどのような構成のETFなのか?を理解するために保有銘柄と資産構成について解説します。

保有銘柄

保有銘柄の上位10銘柄についてみていきましょう。上位は財務省の債券が多くの比率を占めていることがわかります。

AGG保有銘柄

資産構成

AGGの資産構成のタイプ別保有比率を確認しましょう。財務省、公益事業、政府機関、国際機関など公的な機関や事業で約半数を占めています。

AGG業種

投資先は格付けAAAが70%以上を占めています。高い信用格付の割合が高いので安心感がありますね。

AGG信用格付け

トータルリターン

AGGのトータルリターンはどのくらいなのでしょうか?短期の1年から長期の10年と設定来のリターンをみていきましょう。

1年:-13.06%
3年:-2.80%
5年:-0.05%
10年:1.00%
設定来:2.95%
※2022年12月31日時点

1年だと2022年は下落傾向のためマイナスになっています。AGGの特性というよりは、債券が2022年は下落しているトレンドなのでトータルリターンが低くなっています。3年では設定来だと2.95%と3%近いトータルリターンになっています。

AGGのトータルリターンは極端に大きいわけではありませんが、安定したトータルリターンを長期保有だと過去は得られている傾向になっています。

価格の推移

それでは債券価格の推移をみていきましょう。直近1年では2022年前半で下落し、2022年後半で持ち直した後に再度下落しています。2023年は徐々に回復傾向にあります。

・直近1年の価格推移(単位:ドル)

AGG直近1年株価

直近5年だと2019年~2020年は順調に右肩上がりで成長をしています。2020年の春に一度大きく下落しているのはコロナショックです。

・直近5年の価格推移(単位:ドル)

AGG直近5年株価

出典:Google Finance

2022年は米国で利上げが進められたことで、債券の価格は大きく下がりました。債券は投資商品の中でも安定性や株との一般的な反比例する動きが魅力ではありますが、インフレ時のリスクもあるのでぜひ覚えておきましょう!

配当金の推移

AGGの分配金は投資家にとって嬉しいことに毎月入金がされます。米国の高配当ETFの中には配当金が年4回のETFがあります。AGGは年12回なので、かなり分配金は頻度高く入金されます。毎月楽しみができますね!

直近6ヶ月の分配金の推移を紹介します。月により増減はありますが、税引き前の1株あたりの分配金で$0.2前後で推移しています。

2022/12:$0.226
2022/11:$0.216
2022/10:$0.211
2022/9  :$0.204
2022/8  :$0.200
2022/7  :$0.186

直近の分配金利回りは2.73%です。高配当ETFでは4%を超えるものがありますが、安定感が魅力の債券ETFとしては2%超えであれば十分ではないでしょうか?

私は債券を株のリスクヘッジとしてポートフォリオに組み入れていますが、分配金はおまけとして捉えています。少しずつでも分配金が入金されるのは嬉しいものです。

最後に

債券ETFのAGGはいかがでしたか?投資商品の1つとして債券ETFについてもぜひ理解しておきましょう。投資スタイルに合う場合は、ポートフォリオに組み込むのも手段の1つです!

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投資家兼OLレイ
OLをしながら投資と副業をしているレイです。 投資は日本株、米国株、ビットコイン、 投資信託、ETFと手広くやっています。 TwitterやYouTubeチャンネルもやっているので、 良かったら↓のアイコンから遊びに来てください♪ お仕事のご依頼はTwitterのDMでお願いします。