こんにちは。投資家兼OLのレイ(@investment_rei)です。米国株投資をしていると、「SPYD」はよく話題に出てきます。米国の高配当ETFで非常に人気の高いETFでです。
今回はSPYDの概要や配当についてご紹介します。
目次
SPYDとは?
SPYDの正式名称は「SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF」です。
米国の様々な株が詰め合わせになっている、米国高配当ETFになります。
2015年に設定されているETFでState Street社が運用しており、
S&P500®高配当指数の値動きに概ね連動する成果を追求しています。
総経費率は0.07%と安く抑えられており、手数料は投資家に良心的な金額に設定されています。
構成銘柄と業種内訳
SPYDは約80銘柄が組入されており、↓の図のように金融や公益事業、不動産の業種比率が高いのが特徴です。
株価推移
過去5年のSPYDの株価の推移を見ると2020年のコロナ拡大時期に
暴落し2021年にかけて徐々に回復しています。
直近は40ドル前後で購入できるので、比較的買いやすいETFでもあります。
2020年に暴落した時には「SPYDは終わった…」とSPYD叩きが
ネット界隈で吹き荒れましたが2021年には持ち直して不死鳥のような復活ぶりです。
ちなみにSPYDっていつ買えば良いのか?という疑問に対しては「暴落した時まとめ買い」が◎です。
毎月◯株のようにコツコツ買うよりは、毎日株価が変動するため安くなったときに買っておくのが良いです。
配当金が年4回出るため長期保有の投資家が多いですが、株価が安い時に買っておけば
いざという時に売却してキャピタルゲインも狙うことができます。
配当金はいつ何円もらえる?
SPYDは高配当ETFなので配当金は魅力的な特徴です。配当月や配当金の実績、利回りについて説明します。
配当月
配当月は3月、6月、9月、12月の年4回です。米国ETFでは年4回支払われる商品が多くあります。日本の高配当株は年1-2回支払われる銘柄が多いので、頻度が高いのは投資家にとってメリットになります。
配当金実績
2021年9月17日に発表された9月の配当金は0.386582ドルになります。
2020年9月はは0.398912だったので、前年比で47%の増配になります。
推移を見ると、2020年9月は配当金が下がっていますが2020年12月は戻っています。過去には0.6ドル台の配当が支払われたことがありますが、コロナ後には0.2ドルになるなど変動が非常に大きいです。
年月 | 配当金(ドル) |
202109 | 0.386582 |
202106 | 0.398912 |
202103 | 0.636159 |
202012 | 0.606620 |
202009 | 0.263572 |
202006 | 0.365715 |
202003 | 0.396187 |
201912 | 0.497170 |
201909 | 0.447676 |
201906 | 0.461955 |
201903 | 0.339422 |
201812 | 0.443350 |
201809 | 0.450710 |
201806 | 0.376101 |
201803 | 0.348771 |
201712 | 0.398982 |
201709 | 0.362827 |
201706 | 0.342752 |
201703 | 0.317590 |
201612 | 0.584971 |
201609 | 0.326104 |
201606 | 0.325596 |
201603 | 0.277192 |
201512 | 0.331160 |
権利落ち日
2022年の権利落ち日は2022年3月18日(金)、6月17日(金)、9月16日(金)、12月16日(金)です。権利落ち日の前日までにSPYDを約定すると、対象の株数に応じて配当金を獲得できます。権利落ち日を過ぎた後に大量にまとめ買いしても、配当金は次の権利落ち日時の計算で反映されるので注意しましょう。
配当支払い日
配当支払い日は米国だと権利落ち日から約1週間になります。日本在住だと1ヶ月以上、振り込みに時間がかかることが多いです。利用している証券会社によっても若干異なるため、権利落ち日後も辛抱強く待ちましょう。
配当利回り
1株あたりの配当金がSPYDは大きく変動するので利回りも変わります。1%台~4%台と利回りは低いときもあれば、高いときもあります。
最後に
私は今200株SPYDを保有していますが、今後も買い足しをする予定です。株価のボラティリティは大きいのですが、米国ETFの1個として長期的に保有します。株価が安いときに購入して、配当の増減に一喜一憂することなく長い目で見ていく予定です。