こんにちは。投資家兼OLのレイ (@investment_rei) です。ETFは数多くありますが、実は金(ゴールド)もあります。ポートフォリオに組み込む選択肢の一つとなり得る金のETFは知っていて損はありません!
目次
金のETFとは?
金(ゴールド)といえば、金の延べ棒や小判、金塊を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?金を現物で保有する場合は、管理のコストや盗難のリスクに備える必要があります。
金のETFは現物ではなく、ETFという形で金に投資ができる商品です。金の現物を購入することは多くの投資家にとって敷居が高いものですが、馴染みのあるETFによって投資がしやすくなっています。
金のETFは他のETF同様、市場で好きなタイミングで売買することが可能です。円建て、ドル建てどちらでも購入できます。
※ETF=Exchange Traded Fundの略で上場投資信託のことです。
金のETFのメリットとデメリット
ETFだと気軽に取引ができて魅力的ですね。金のETFのメリットとデメリットについてみていきましょう!
金のETFのメリット
金は市場で株や債券と異なる動きをするので、ポートフォリオに組み込むことでリスクヘッジができます。一般的には、金価格は株価の値動きと逆相関しているといわれています。インフレのときに金の価格は上昇する傾向にあるので、インフレリスクへの対策となります。
金は「有事の金」といわれており、戦争・急な景気悪化・その他世界が混乱するような状態のときには金の価格は上がりやすいです。万が一のケースでは金への投資が、資産減少のリスクをへらすことができます。
金のETFのデメリット
金のETFは有事に上昇する傾向にあり、常日頃から大きな値上がり益を期待できるものではありません。そのため、短期間で大きな利益を狙いたい場合には金のETFは向いていないでしょう。リスク分散のために長期的に保有しておく方がおすすめです。
金のETFには配当金はないので、インカムゲインが欲しい方にはデメリットになります。投資において金のETFは株価の上昇のみが利益となります。
米国の金ETF おすすめ銘柄
金(ゴールド)のETFにはどのような銘柄があるのでしょうか?米国の金のETFでおすすめを紹介します!
おすすめ銘柄と株価推移
米国の金ETFで主要なおすすめを3つ紹介します。株価や経費率、トータルリターンはすべて2022年3月時点となります。3つのETFを比較すると、経費率はGLDMが最も安く設定日はGLDが1番歴史があります。
株価チャートの推移をみると、3つのETFは長期間ではゆるやかに株価が上昇しています。金のETFは長い目でみることが重要です。
IAU
- 設定日2005/1/28
- 経費率0.25%
- 3か月トータルリターン8.85%
- 3年トータルリターン5.79%
- 5年トータルリターン6.89%
※2023年1月8日時点
■直近5年の株価チャート
引用:Google Finance
GLD
- 設定日2004/11/18
- 経費率0.40%
- 3か月トータルリターン8.82%
- 3年トータルリターン5.62%
- 5年トータルリターン6.74%
※2023年1月8日時点
■直近5年の株価チャート
引用:Google Finance
GLDM
- 設定日2018/6/26
- 経費率0.10%
- 3か月トータルリターン8.87%
- 3年トータルリターン5.86%
- 5年トータルリターン-
※2023年1月8日時点
■直近5年の株価チャート
引用:Google Finance
金の積立
金を積立購入することはできるのでしょうか?金の現物の積立にはなりますが、マネックス証券や住信SBIネット証券が純金積立の商品を展開しています。ETFではなく現物の積立をしたい方には、こちらがおすすめです。
購入方法
金(ゴールド)はどのように購入できるのでしょうか?主要な証券会社で通常のETFを同じように買うことができます。楽天証券やSBI証券、松井証券でも金のETFの取り扱いがあります。
SBI証券では「金の果実」シリーズとよばれる、金を含む貴金属に投資をできるETFもあります。このシリーズは米国ではなく日本国内のETFです。
最後に
いかがでしたか?金のETFはポートフォリオの一部に組みこむことでリスクヘッジができます。私自身もポートフォリオに組み込んでおり、株価が上昇した際に一部利確しています。市場が荒れていて資産が目減りしているときに、ゴールドの価格が上昇していると精神的にも安心します。リスク分散をしたい方にはおすすめです!