こんにちは。投資家兼OLのレイ (@investment_rei) です。米国のETFは多くありますが、VIGも人気のあるETFの一つです。高配当ETFも魅力ですが、増配に注力をしているVIGは投資対象として良い点がたくさんあるETFです。VIGについて徹底解説していきます!
目次
VIGとは?
VIGは正式名称がバンガード米国増配株式ETF(Vanguard Dividend Appreciation ETF)で、増配を方針としている米国ETFです。過去10年以上連続で増配している米国の株への投資をしています。連動する指数はETF tracks the S&P US Dividend Growers指数です。設定日は2006年4月27日です。
構成銘柄
上位の組入上位銘柄をみていきましょう!米国の有名な企業が上位に大クランクインしています。業種(セクター)は製薬、日用品、金融、食品など幅広いです。どの企業も増配で名高い企業ばかりですね。
引用:VIG 銘柄 – バンガード米国増配株式ETF 投資信託(ファンド)情報
配当金と利回り
米国ETFといえば気になるのは配当金ではないでしょうか?配当金(分配金)の過去の推移や配当日、利回りについて解説します!
配当金の推移
配当金の過去3年の推移をみていきましょう。配当月によってバラツキはありますが、2019年~2021年にかけて徐々に配当金は上がっています。2020年のコロナの時期でも配当金が大きく下落することもなく、長期間でみても安定感のあるETFです。
引用:Stock Analysis Vanguard Dividend Appreciation ETF (VIG)
配当日
VIGは3月、6月、9月、12月の1年に4回配当金(分配金)が支払われます。毎年3月、6月、9月、12月の20日前後に権利落ち日があり、3日後に支払いが開始されます。米国ETFなので日本在住の方は配当金の支払いが1ヶ月ほど遅れる場合があります。
利回り
2022年2月現在で直近配当利回り(税込)は1.97%です。高配当ETFと比較すると利回りは決して高いとはいえません。ただ、配当金も順調に過去増えており、安定感があって増配が期待できるETFである点が魅力的です。
株価の推移とトータルリターン
ETFの購入を検討するときは、インカムゲインだけでなくキャピタルゲインも気になりますね。VIGの株価チャートの推移とトータルリターンをみてきましょう。
株価チャート
VIGの株価の推移は直近5年で右肩上がりのチャートになっています。米国市場全体が暴落したときには、VIGも影響を受けていますが長い目で見ると非常に高い成長率です。
引用:Google Finance
直近1年で見ても上昇傾向であることが分かります。2022年2月現在では、株価は150ドル台です。米国ETFは1株からネット証券で購入できるので、比較的購入しやすいETFです。
引用:Google Finance
トータルリターン
直近3年のトータルリターンは15.45%、5年リターンでは14.12%です。配当金だけでなく株価も伸長しているので、トータルリターンは高めになっています。
比較
VIGを他のETFと比較するとどうなのでしょうか?人気のETFのVOOとVYMと比較をしてみました。
■特徴
・VIG:連続増配をしている米国株で構成されたETF
・VYM:高配当の米国株で構成されたETF
・VOO:米国の主要な500社で構成されたETF
■直近配当利回り
・VIG:1.97%
・VYM:3.44%
・VOO:1.55%
■3年トータルリターン
・VIG:14.88%
・VYM:11.90%
・VOO:17.45%
■経費率
・VIG:0.06%
・VYM:0.06%
・VOO:0.03%
配当の利回りを重視する方はVYM、トータルリターンならVOO、増配率が優先順位が高い方はVIGという選び方が良さそうです。もちろん、複数ETFをポートフォリオに組み込むのはとてもおすすめです!
どこで買えるの?
VIGは主要なネット証券で購入することができます。例としてはマネックス証券、SBI証券、楽天証券です。証券会社の窓口だと扱っていないこともあるので注意しましょう。
最後に
いかがでしたか?VIGは株価の推移、配当金ともに魅力が多い米国ETFですね。私自身、ポートフォリオの一つとして投資をしています。増配に力を置いている投資商品を探している方にはおすすめです。